2019年10月23日、大動脈解離から退院すると、わたしが真っ先に行ったのは16時間の断食だった。
それによって、入院前には680もあった極度に高い中性脂肪が、3カ月後くらいには140位まで下がった。コレステロールも下がった。
体重も58キロから52キロまで減った。
以下の本で「脂肪は、空腹10時間で燃焼がはじまる」と言っているけど、実際にわたしが証明したことになる。
本当は、本格的な断食がしたかった。
今から30年以上前、わたしが鍼灸師の資格を取った頃から、断食は病気を治してくれる有効な手段だと思っていたからだ。
大病をした今こそ、断食を本格的にしたかった。
でも、薬を飲んでいたからできなくて、降圧剤は「大動脈解離後は血圧を低くめに保つ必要がある」と医師に言われて入院前の4倍の量を飲んでいたし、糖尿病の薬は入院前と同じものを飲んでいた。
わたしは断食できる状態にもって行くために、食事と運動で一日も早く血圧値や血糖値を改善して、薬をやめたかった。
そして、まだ改善途中だったけど、2020年2月、わたしは思い切って降圧剤も糖尿病の薬も半分に減らした。
3月には、さらに、ヘモグロビンAICが改善したので糖尿病の薬を完全に止めた。
残るは降圧剤のみになった。
降圧剤は、それでも入院前に比べると2倍の量だったので、とても体に悪いような気がした。
薬は、その場しのぎにはなるけど、長い目で見れば健康にしてくれるものではなく、逆に長く服用していれば認知症やパーキンソン病になるリスクを高めるからだ。
だから、その意味でも、本格的な断食をするためにも、わたしは薬は止めたかった。
だけど、かかりつけ医は、薬さえ飲めばいい主義で、と言うか薬を飲まずに健康になる方法を一切教えてくれない。
わたしが断食や16時間空腹の話を医師にすると、オートファジーも医師のくせいに知らないのだろうか?否定的な話を返すことしかしない医師だった。
だから、わたしは常に素人判断で本やネットで調べながら薬を調整してきた。
不安と恐怖の戦いだったし、下手すると死んでしまうことも覚悟した上でのことだったけど、かかりつけ医の言う通りにしていたら、絶対に薬はやめられないからしょうがないことだった。
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