まずは簡単な状況説明から。
父は一人暮らし、要支援、昼間お手伝いさんに家事をしてもらい、夜は見守りが必要になったので、私が週5回は実家に泊まってます(もはや同居と言えそう)。
私には兄弟姉妹がおらず、兄が1人いたけど2014年に離婚調停を起こして不成立に終わった途端、突然死してしまいました。
親を介護するのは私しかいなくなり、だから母のことは私が介護してきたし、父のことも私が介護するものだと思っていたけど、父は母が2018年に亡くなって、半年もした頃でしたが豹変したのです。
「娘に世話をされたくない!」と言い出し、お手伝いさんを知人に頼んで見つけてもらい、実家に入れ、私には「もう実家に来なくていい」と理不尽な三行半を叩きつけたのです。
嫌な予感がして、たまりませんでした。
案の定、そのお手伝いさんと父は、直ぐに愛人関係になりました。
私は父の亡母への裏切りが許せず!もう、それは、それは苦しんで、兄と同じ大病も患って(現在回復済)死にかけました。
1年後、結局は、父は愛人に騙され、「死ぬまで俺の世話をしてくれ」との父の懇願を、承諾しておきながら、愛人は父から十分なお金を引き出すと、とっとと家政婦業を辞めて父の元から去りました。
過去には、そんなお手伝いさんもいました。
今は、ちゃんとした家政婦事業所に属しているお手伝いさんが、3人体制で、割り当てられた曜日に来ています。
みなさん年配で、3人中2人は既婚者だし、父も老いたのでもう愛人問題はないと思っているけど、別の問題は起きるものですね。
驚くほどズル賢い人がいて、仮にTさんとしましょう。
家政婦歴がとても長い人ですが、掃除機はかけない、シーツなどの大物は洗わない、太陽が出てても部屋干しする、挙げれば切りがないほどサボっていて、Tさんがサボった分だけ、他の2人の仕事量が増えています。
じゃあTさんは何をやっているか?と言うと、もっぱら父の話し相手で、それも依頼業務のひとつなので有難いけど・・・
とにかくTさんは父のご機嫌をとるのが上手!、だから父はアホみたいにTさんを気に入っていて、「早く帰っていいよ」と言うとTさんが喜ぶものだから、父はTさんを早く帰していた。
本当だったら夕方4時まで勤務しなければならないところを、Tさんは30分も前に帰っていたんです。家政婦事業所には言わずに、お給料はそのままで。
何よりTさんがズルいのは、本来3時半に出す父の夕食を、父に断りなく、徐々にだけど、しら~~っと2時半に出すようになったことです。そうしないと3時半には帰れないからよ。
それに、父に断りを入れたら、昼食後2時間しか経ってない頃に夕食を出されても『食べられないし、夕食には早すぎる』と、わざわざ気づかせてしまうからです。
実際、父は夕食を食べられませんでした。
2時半に夕食を出されたって、お腹がいっぱいだから、食べないまま、夕方4時すぎにはベットに入ってしまうんですが(横にならないと体がしんどくてそういう生活リズムになりました)、父はいったん寝室に入れば朝までベッドで過ごすので、Tさんの日は、夕食抜きになっていたのです。
ちなみに、他の2人は、父が「早く帰っていい」と言っても、仕事が終わるまで帰りません。
それから、これをするのもTさんだけですが、『冷蔵庫のモノを食べてはいけない』という所属事業所の規則があるんですが無視して食べます。
これも禁止事項だけど、お店の料理を父がTさんの分まで買って来させ、Tさんは一緒に食べるし、父の残した料理も持って帰るし、他にもミカンやキウイなど、庭になったものを父がいいよいいよと言うから、事業所では禁止されているのにTさんは根こそぎ持って帰る。
自分のためには、汗を流して収穫するTさん、ビニール袋に収穫したものや余り料理をパンパンに詰めて帰るTさん、隠そうとしてもはみ出てるのを目にして、なんか哀れになりました。
一方で、Tさんの秩序の無さには悩みました。
解決策として、まず、父に甘くしないよう頼んだけど、父は物事をわかっておらず、「わざわざTさんの気分を悪くするようなことを言うな!」と逆キレ、私は気分が悪くなりました。
でも、雇用主の父がこんなんじゃ、私がモノを言わなきゃ統制が取れないと思い直し、今度は直にTさんに抗議しました。
「早く帰るなら、やるべき仕事を終えてからにしてください」ということを伝えると、Tさんは「なら、私を辞めさせてもいいんですよ」と笑みを浮かべながら言うんです。強気。
私は「私の言ってることを聞き入れてくれるんですか?くれないんですか?」念を押して、Tさんが「聞き入れます」と言ったから一件落着したけど、どうだろう本当にTさんは変わってくれるかしら?
今後の様子をみてみます。
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